machikoの日記

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2017年
06月09日
15:26

初投稿!西の国から

初めて投稿します。
ずっと妄想していたお話です(笑)
本当に文才がないので、面白くないかもしれませんが…。
頑張ります!

大変な捏造の塊です。
そしてオリキャラ出てきます。オリジナル国も…。
夕鈴が臨時妃の時のお話です。

拙い文章でも宜しければ、是非お読みくださいませ!


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やっと見つけた。

ため息をつくように、一人報告書を手に呟く一人の青年。

『兄上、いかがなさいましたか?』

あどけなさの残る少年が扉から入ってくるなり、兄の様子を伺い、声をかける。

『あぁ、レオ。やっと見つけたよ。5年もかかった。』

『…!もしかして…?』

青年は小さく頷く。

『しかし、報告によれば、どうも記憶がないようだ。行方不明になった時のショックか、何か頭に衝撃でも受けたか…。どちらにせよ、保護せねばならんだろう?』
『父王にも報告が行っていることだろう。これなら早々に対策が取られるはずだ。父王は無理だろうから、私とお前が行くことになりそうだ。』

レオと呼ばれた少年は、嬉しそうに微笑みながら、榛色の瞳を輝かせる。
『記憶なんて、きっと私たちに会えばすぐに戻ります!なんて言ったって絆があるのですから!』
『そうだ!楽団も連れて行きましょう。音楽は心に作用すると言います。音楽に秀でてましたし!きっと記憶を取り戻す良いきっかけとなることでしょう。』

『そうだな。検討しよう。しかし、場所が遠い。海路か陸路か…。悩むな。全く、どこをどうしてそんな遠くに行ったのか…。道理で見つからないはずだ。』
はぁぁ…と再度ため息を吐きながら、呆れたように漏らす。
『さらには、所在はどうも彼の国の王宮らしい。』

『えっ!?兄上、どういうことですか!??』

『詳細はよく分からない。今も詳しく調べるためにさぐらせている。道中で報告を聞くしかあるまい。』
『とりあえず、父王のところに行こう。どうしたものか、相談しなければ。』

『そうですね…。あぁ、ようやくお会いできるのですね!久しぶりすぎて顔を覚えてないかもしれませんよ!』
どうしましょうね。と冗談を言いながら、レオはクスクスと笑い再会出来ることが楽しみで仕方がないようだ。

『さぁ、迎えに行く準備をしよう。』
青年は椅子から立ち上がり、父王の下へ行くべく歩を進める。
彼の顔にも再会が楽しみでならないと言ったように、微笑が浮かんでいる。
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ここは白陽国。

今日も臨時花嫁である夕鈴は、掃除婦バイトに精を出している。

「さぁ、今日も頑張るわよ~!ちょっと老師!菓子屑を巻き散らかさないで下さいよっ!」

「なんじゃ、毎日毎日うるさいのぅ。ちょっとぐらいいいではないか!年寄りの楽しみを奪うでない!」

夕鈴はため息を吐き、もう毎度怒るのがバカらしいくと無視することに決めた。
はたきで上から順に掃除を開始し、丁寧に調度品を磨く。
いつものことながら、高級品を磨く度に緊張感が走る。
(これ、少しでも傷つけたらまた借金が加算されちゃう。もう、なんでこんなに必要性のない高級品が溢れてんのかしら。本当、無駄遣いもいいところだわ!)

と、隣の棚にある一つの古い細工物が目に入る。

「老師、これってなんですか?なんだか見たことない細工ですね~。古い物みたいだけど、ちょっとカワイイかも!」

「ん?あぁ、それか?それは西方の国からの献上品らしいぞ。随分前に交流があったらしいが、思った以上に遠い国での。いつしか交流が途絶えてしまったと聞いておる。」

「へぇ。交流が途絶えちゃったんですか。なんか寂しいですね…。で、これってなんなんですか?」

「それはオルゴールというものじゃ。その脇にある螺子を回してみるがいい。そうすると曲が流れるのじゃ!」
夕鈴は老師の説明にふむふむと頷きながら、右脇にある螺子をゆっくりと回す。
ある程度回したことろで手を放すと、澄んだキレイな音が鳴り出す。
それはこの国では聞いたことのないメロディー。

「どうじゃ。綺麗な音じゃろ?中にある金属の板を弾いて音を出しているそうじゃ。」
老師は得意そうに説明を始める。
美しいメロディーを聴いていた夕鈴の目から、突然涙が流れ始めた。
その顔は無表情で、老師の説明など、全く耳に届いていない。

「な、なんじゃ!お妃よ!どうしたのじゃ?!」

「じいちゃん!なにお妃ちゃん泣かしてんの?へーかに怒られちゃうよ?…。ってか、お妃ちゃん?えっと…?おーい。え?これどーしたの?」
老師の狼狽えた様子に、窓から浩大が入ってくる。
いつもの軽い感じを老師に向けていたが、夕鈴の様子がおかしいことに気づき、ビックリして声をかける。
しかし、夕鈴はなおも変わらず、無表情で涙を流し続ける。

そこでオルゴールのメロディーが止まった。

そこで夕鈴はふっと我に返り、自分が涙を流していることに気づき、自分のことながら驚きを隠せない。
「な、なんで私泣いてるの?え?なんで?」

夕鈴の様子を伺ってた二人は、その様子が不思議でしかない。

「お妃よ。お前さん、この曲を知っているのか?」

「知りませんよ。知るわけないじゃないですか!…。でも…。なんだか懐かしい気もするんですよね。不思議だなぁ。下町にいた時でもどこかで聞いたのかしら?」

そんなことであんな状態になるわけがない。
(こりゃ、一応へーかに報告した方がいいかもね。)
浩大はそう思うと、サッと窓枠に足をかける。
「お妃ちゃん。今日はへーかの仕事早く終わりそうだから、早めに部屋に戻ってた方がいいヨ!おれっちも仕事に戻るね~♪」
窓から姿を消した浩大は、その足で国王の執務室に向かうのであった。

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